当社ではガレージ新築時にパンタ式リフトを設置するための土間ピットを施工することがあるため、土間ピットの施工方法を詳しく説明してみたいと思います。
ピット底部のコンクリート土間の施工
パンタ式リフトを設置するピット底の土間コンクリートの強度については、某リフトメーカーの仕様書では「リフトフレーム下部のコンクリートは5t加重しても破損しないこと」、コンクリート厚は150mm以上になっていました。
それを踏まえて施工内容は、下地の砕石厚を200mmとして入念に転圧、コンクリート土間厚は200mm、鉄筋D10(10mm)を200mmピッチで配筋しています。
ピット底に集水桝を入れる場合は砕石転圧後に掘削して桝を設置して、VU管を立ち上げます。
VU管の上端に集水蓋を取り付けてピット底部の高さより5mm程度下がった位置に調整して固定します。
ピット内の集水桝はお客様によっては設置しないケースもあります。
ピットの位置出し~型枠の据え付け
ピットの位置はレーザー墨出し器を使って正確に墨出しします。
ピット位置にピットの開口寸法の型枠を据え付け、土間レベルに合わせてコーナーアングルを型枠に固定します。
リフトの油圧ホースや電気配線を通すために100ΦのVU管を所定の位置に埋設します。
90度に曲がる箇所は配線を通しやすいように45度のエルボを2個つなげて曲げます。
土間配筋の際はコーナーには補強筋を入れるなどして補強します。
パンタ式リフトは超便利!
パンタ式リフトを導入したお客様は皆さんその便利さに感動していらっしゃいます。
今までジャッキスタンド(ウマとか)で作業していたような場合は当然ですし、2柱リフトからグレードアップした場合は、
柱が無いからリフトを下ろしている時に障害物が無くて歩きやすい!
柱が無いとガレージ内が広く感じる!
アームをジャッキアップポイントにいちいち合わせる必要が無いのが最高!
ガレージ内がカッコいい!
などなど喜びの声しか聞こえてきませんから、パンタ式リフト導入で悩んでいるなら思い切って導入してみたらよいのではないでしょうか。