軽量鉄骨ガレージ(27坪)の施工例
管理番号 | 0809 |
用 途 | ガレージ(車庫) |
建物寸法 | 車庫:幅9.5m、奥行き8.5m、物入:幅3.2m、奥行き3.6m、高さ4.28m |
面 積 | 91㎡ 約27坪 |
外 壁 | 角波 カラーGL t=0.5 |
屋 根 | 折板山高 85 カラーガルバリウム鋼鈑 t=0.6 裏フネンエース張り |
床 | 土間コンクリート |
施工範囲 | 設計・施工 |
施工期間 | 約2カ月半 |
ホームページを見てお問合せいただいたお客様のガレージを新築工事させていただきました。
地盤改良が必要なことが判明したため柱状改良工事を行いました。
ガレージが完成して雨の日や夜でも快適に作業ができるようになったことをとても喜んでいらっしゃいました。
わたくしどもも夢のガレージライフのお手伝いが出来て大変うれしく思っております。
ガレージ建設の施工の流れ
地盤調査の結果ガレージ建設範囲の地耐力が不足していると判断したため、柱状改良工事で地盤改良を行いました。
当社では基本的に工事前に地番調査を行う方針です。調査の結果で問題が無ければ良いのですが、地耐力不足が判明すると地盤改良が必要となります。
地盤改良はお客様の費用負担が大きくなるため省略を希望する声も稀にありますが、建物が完成して数年後に地盤沈下などで不具合が発生しても修正することが難しいこと、地耐力が弱いことを承知の上で建築した建物には保障を付けれないことなどから、地盤改良が必要なケースではその理由などを丁寧にご説明してご理解いただいております。
軽量鉄骨造の平屋ガレージの基礎は布基礎です。
建物の重さや荷重のかかる部位によっては基礎巾やフーチングサイズなどを大きくして対応します。
軽量鉄骨建物の重量は一般住宅と同等程度のため、重量鉄骨造のような大きな基礎が不要なことも低コストで建築できる要因となっています。
こちらの鉄骨ガレージの建方工事(鉄骨組立作業)はラフタークレーンを使わずに4tユニック車で施工することで建築費を抑えました。ユニック車を所有している建方職人さんに依頼しているので鉄骨の運搬費も抑えられてます。
外壁工事は施工のし易い角波カラー鉄板であることと、軒高が4mほどの高さで大掛かりな足場を掛けずに施工できたので費用を抑えることができました。
鉄骨建方工事日数は屋根葺きまでで2日間で完了です。
パンタグラフ式リフトを設置するためのピット開口部の枠はアングルで製作して型枠に取り付けます。
建物内への雨や埃の進入を防ぐ目的で建物の土間と犬走の土間との段差は15mm設けています。
段差の角部の保護のため50mmのアングルを取り付けます。
生コン打設時の圧力で動かないように10mm鉄筋を溶接して固定します。
生コン打設はポンプ車で行いました。ポンプ車オペさんと左官屋さんがそれぞれ1名、基礎屋さんの20代の若者2名の合計4名で行い、お昼前には生コン打設は完了しました。
午後からは左官屋さんが一人で丁寧に仕上げ作業に取り掛かって、夕方5時ごろには完了しました。
オーナー様のご要望でリフトが設置される開口部に水が入らないようにと、ピットの枠のアングルは土間天端よりアングルの厚み分上げて施工しました。
ガレージ部分と物置スペースの間仕切り壁は当初は両面ともケイカル板の設計でしたが、物置側の壁は不燃材である必要は無いためOSB合板で仕上げました。(鉄骨ガレージとOSB合板は相性がいいと思うのですがどうでしょう?)
物置スペースからガレージ側の愛車の眺めもいい感じです。これからリフトや工具箱など機材が並ぶとよりガレージ感が増して車好きには堪らない空間になっていきそうです。
ガレージ内の照明やコンセントの設置は電気工事士のお父様とオーナー様で施工しました。
2灯式のLED蛍光灯を12個設置したのでガレージ内はとても明るくなっています。
自分たちの建物なのでDIY感覚で施工できるのもメリットで、通常は金属製の電線管を使う箇所には安い塩ビ管を使ってコスト削減を図ったり、照明器具や備品などはネット通販で安く購入するなど工夫されているようでした。
今後の設備の充実も計画されていて、リフト設置のほかには塗装ブースの設置も考えているようです。
ガレージの設備が充実していく様子を楽しみにしてまた訪問させて頂きたいと思っています。
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