軽量鉄骨カーポート(下屋)台形形状の屋根(高さ約4m)の施工例

| 管理番号 | 下屋-002 |
| 用 途 | カーポート(下屋) |
| 建物寸法 | 間口6.7m(3.0m)、奥行き8.8m × 4.5m、最高高さ3.96m |
| 面 積 | 42㎡ 12.9坪(土間) |
| 屋 根 | ルーフデッキ t=0.6 裏フネンエース張り |
| 床 | コンクリート 金ゴテ仕上げ |
| 施工範囲 | 鉄骨建方、屋根工事、土間工事、U字溝設置、排水接続 |
| 施工期間 | 約4週間 |
自動車のメンテナンスなどを行うためのカーポート(下屋)を軽量鉄骨造で建設させていただきました。
建物に挟まれた敷地に建設するため、正面の間口(柱間)が6.7m、奥の幅が3.0mの奥に行くほど狭くなる台形形状の軽量鉄骨下屋です。
「車高の高い車も入れるように」とのご要望でしたので、土間から梁下までの高さが3.5~3.6mという高さがあります。
雨が降ると水が溜まってしまう敷地なので排水を改善するためにU字溝を20m設置して排水桝に接続しました。
既製品では対応できない形状のため当社の自由設計対応のメリットを活かすことができました。
軽量鉄骨カーポート(下屋)工事の流れ



柱が立つ土間の外周部を20センチほど掘り下げて、べた基礎のような断面形状に施工しました。
2.0tを超える車両も出入りするとのことで土間の鉄筋は異形鉄筋D10を縦横200mmピッチで配筋しました。
土間コンクリートの厚みは120mmです。普通のカーポートの土間でしたら水勾配を3%は付けたいところですが、車のメンテナンスをするため勾配はつけませんでした。



鉄骨建方工事はユニック車で行いました。柱は四隅の4本しかなく縦ブレースもありませんので開放的になっています。
その分強度を確保するために柱間は全てH鋼で接合して頬杖で補強しました。
白い住宅側の屋根は斜めにカットしなければならないため、職人さんが全て金切りばさみで切りました。切断面はローバルで防錆処理します。



雨が降ると水たまりになる敷地のためU字溝を20m設置して既存の集水桝に接続しました。
屋根からの排水はU字溝に直接流すことで雨水対策しています。
設置したU字溝の長さが60cm対してグレーチングの長さが1.0mなので普通はガタツキ出てしまうのですが、職人さんの丁寧な施工のお陰でほぼガタツキはありませんでした。
隣家奥の引戸出入口前の土間と下屋の土間の高さを同レベルにして縞鋼板を渡すことで段差を無くし安全面に配慮しています。



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